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「隠れたニーズ」からビジネスをつくる! デザイン思考の5つのプロセス

2020.11.18

社会・経済の先行きが不透明になり、常識や価値観が揺らぐ中で、生き残りをかけた企業はイノベーションを強く求めるようになっています。そうした企業が続々と取り入れているのが、デザイン思考。イノベーションの鍵となる「人々の隠れたニーズを、いかに的確にとらえるか」、そして潜在ニーズからビジネスを形にするにはどうすればよいかを体系的に考えたフレームワークです。

ユーザー自身も意識していない深いニーズに根差したビジネスは、人々の心をがっちりとつかみます。しかし、隠れたニーズは、とらえるのが難しいからこそ隠れているとも言えます。デザイン思考を学び、ユーザーの「心をつかむ」企業をめざしましょう!

「隠れたニーズ」とは? なぜ隠れたニーズを探すべきなのか?

たとえば100年前、馬車が走っていた時代に移動に関するニーズ調査を行ったとしたら、人々は「もっと早く走る馬が欲しい」と答えるでしょう。「もっと早く走る馬」は顕在化したニーズです。しかし、人々が本当に欲しいのは早く走る馬ではなく、「もっと早く移動する手段」ではないでしょうか?

ユーザー本人も認識しておらず、ただ質問するだけでは決して出てこない、潜在的で本質的なニーズ。それに気づくことで、大きなイノベーション(=自動車)を生み出すきっかけを得ることができるのです。

価値観の変化が、「デザイン思考」を求めている

かつては、機能やスペックの高い製品・サービスが良いものとされ、企業はプロダクト起点で製品・サービスの開発・改良を進めてきました。しかし近年では、人々は機能・スペックよりも、商品・サービスがもたらす体験や意味的価値を重視するようになっています。

たとえばiPhoneユーザーの多くは、機能やスペックを比較して、高い機能性からiPhoneを選んでいるわけではありません。機能性の前に、シンプルでデザイン性が高くユーザーフレンドリーな「iPhone」に価値を見出し、「iPhoneを持つこと」に満足感を感じて、iPhoneのファンになっているのです。このように価値観が変化してくると、プロダクト視点で機能性を追求する姿勢は限界を迎えます。

iPhoneを生み出したスティーブ・ジョブズは、「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ」と言いました。

デザイン思考では、ユーザーが言語化できない、隠れた心理を「インサイト」と呼んでいます。インサイトをつかむことがデザイン思考の肝であり、ユーザーの気持ちをつかみ、心を動かす、イノベーションの鍵となります。

IT人材にとっての「デザイン思考」

ユーザーのインサイトを発掘し、それに呼応したサービスを実現することが成功の鍵となるのは、IT分野でも同じです。エンドユーザーに直接サービスを提供する企業だけでなく、受託開発を行うSIer・ITエンジニアにおいてもまた、顧客企業の隠れたニーズや課題をつかみ、それに応えるソリューションを提供していくことが大きな強みとなるでしょう。

ニーズの発掘やアイデア出し・企画といった仕事は、一見、従来のITエンジニアの業務からは遠いところにあるように見えます。それゆえに、潜在ニーズを捉えたソリューション提案やシステム開発を担える人材は希少であり、だからこそ今「デザイン思考」を学ぶことで、大きく差別化できるのです。

ユーザー視点に立ったデザイン思考5段階のプロセス

「デザイン思考」とはどういうものか、そのイメージをつかむために、デザイン思考の「5段階のプロセス」を簡単に見てみましょう。人間(ユーザー)をじっくり観察することで理解し、それをもとにアイデアを発想する「人間中心思考」がデザイン思考の大きな特徴です。

①共感

潜在ニーズをとらえるためにデザイン思考ではどうするかというと、ユーザーをじっくりと、徹底的に、観察・検証します。表面的な行動だけでなく、「相手になりきったときに初めて理解できる心の動き」=「インサイト」を探るのです。

②問題定義・仮説設定

ユーザーの心の動き、インサイトが見えてきたら、そこからユーザーの本当の目的・課題を定義し、プロダクトの方向性やコンセプトを決めます。ペルソナやカスタマージャーニーマップを作成します。

③発想

コンセプトが決まったら、次にそのコンセプトを実現するためのアイデア出しをします。ここでのポイントは、アイデアは「質より量」。できるだけ多くの、多様なアイデアを生み出すことを目指します。手法として、ブレインストーミングやさまざまなアイデア創出技法を活用します。

④試作

出されたアイデアをもとに試作(プロトタイピング)を行います。簡易紙を使ったペーパープロトタイピング、ストーリーボードや動画を活用します。試作によって新たな気づきを得たり、共感・問題定義に戻って見直したりします。

⑤テスト(仮説検証)

作成したプロトタイプを実際のユーザーに使用してもらい(=ユーザーテスト)、意見を集めます。この段階で当初の目的が達成できているのか、想定している機能が有効に働いているのか、などの検証を行います。

5段階のプロセスを習得する「デザイン思考研修」

デザイン思考を活用してイノベーションを生み出すためには、「5つの地道なプロセス」の実践が欠かせません。そして、その実践の結果を成果に繋げるためにも、デザイン思考に関する確かな知識が必要です。

エディフィストラーニングでは、イノベーション力を向上させるためのデザイン思考研修をご用意しています。研修でデザイン思考に関する知識や手法を学んだ後、職場や家庭で経験を重ねることで、デザイン思考を習得します。ビジネスでの実践に繋げるためのフォロー研修や、ワークショップ支援も行っています。

デザイン思考は、イノベーションを生み出す有効なアプローチとして、さまざまビジネスシーンで広まりを見せています。社内にデザイン思考を取り入れたい、デザイン思考を浸透させたいとお考えの企業様は、ぜひエディフィストラーニングのデザイン思考研修を一度検討してみてください。

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