強いSE・ITプロフェッショナル人材を育てる エディフィストラーニング株式会社
エディフィストの実務に活かせるIT研修「マインドフルネス」は今、コロナ禍の閉塞感や不安感を低減するメンタルヘルスケアの一環としても注目されています。テレワークを導入する企業が増え、働く環境が変化したことで、ストレスを感じる従業員も少なくありません。本記事では、マインドフルネスの効果と、企業がマインドフルネスを導入し、組織に定着させる際のポイントを解説します。
目 次
「マインドフルネス」は、脳科学の成果を取り入れた呼吸法や瞑想によって、脳の疲労回復やストレス緩和、集中力向上などを図る手法です。GoogleやYahoo! などの大企業でも導入が進んでおり、たとえばGoogle本社では、オフィスの中に、マインドフルネスを実践するための瞑想スペースがあるそうです。
すでに国内外の多くの企業に取り入れられているマインドフルネスですが、昨今のコロナ禍で、メンタルヘルスケアの一環として改めて注目が高まっています。
働き方改革として良い面が語られがちな企業のテレワーク導入ですが、一方で弊害も見えてきているからです。オフィスに出勤せず、ひとり自宅で勤務する社員の中には、不安が増したり、集中力が保てなくなったり、体調が不安定になったりする人も現れています。
そこで、社員のストレスマネジメントおよび業務効率向上などを目的として、企業が積極的にマインドフルネスを取り入れているのです。
ビジネスの現場において、マインドフルネスはどのような効果をもたらすのでしょうか。代表的な効果を3つ紹介します。
マインドフルネスでは、意識を「今ここ」の1つに集中させます。雑念を持たないリラックスした状態になるので、緊張状態の緩和や不安の減少につながります。結果、ストレスの低減やストレス耐性の向上に効果があります。
マインドフルネスを実践することで、雑多な思念を取り除き、目の前のことのみに意識を集中させられるようになります。集中力が高まり、業務を効率よく正確に遂行できるため、生産性の向上も期待できます。
マインドフルネスは意思決定力の向上にも効果があるとされています。意識を「今ここ」に集中することで、意思決定にあたって、それまでに費やした時間やコストに惑わされることがなくなり、迅速かつ論理的に決定を下せるようになると言われています。
ビジネスパーソンがマインドフルネスを身につけることで、ストレス社会で高い生産性を維持し、集中力・創造性を高めてイノベーションを創出したり、リーダーシップを発揮したりすることができるようになるのです。
ビジネスの場に多くのメリットをもたらすマインドフルネスですが、企業がマインドフルネスを導入し、組織に定着させるためには、重要なポイントがいくつかあります。これらのポイントに留意することで、「導入したけど広がらない」「定着せず、忘れられてしまった」といった失敗を防ぎましょう。
マインドフルネスの導入を成功させるには、まず、導入担当者自身がマインドフルネスの必要性を認識し、マインドフルネスを自ら実践していることが重要です。
社内へ誤った情報を展開してしまったり、マインドフルネスに対しネガティブな印象を与えてしまったりしないためには、担当者自身が正しい知識を身に着けておく必要がありますし、組織にマインドフルネスを浸透させるためには、マインドフルネスによる変化・効果を、自身の体験に基づき、自分の言葉で実感をもって伝えることが、何よりも効果的です。したがって、マインドフルネスの研修も、一番先に受けるべきは担当者自身です。
マインドフルネスを導入するにあたっては、まずは社内で勉強会をしたり、社員に研修を受けてもらったりすることになるでしょう。しかし、マインドフルネス研修は単に参加するだけ、聞くだけという姿勢では、恩恵を受けることが難しいものです。
マインドフルネスは自分自身と向き合うトレーニングが中心で、実践してはじめて意味があります。また、マインドフルネスは科学的に考えられた手法ですが、スピリチュアルなイメージを持っている方も少なからずいます。
研修の参加者が、自分なりの目的や課題を持ってマインドフルネスに取り組むことができるよう、事前の正しい情報提供や、地道な啓発活動が大切です。
マインドフルネスは、研修を受けたその日からすぐに効果を感じる方もいますが、多くの方は2週間、1か月と継続する中で効果を実感できるようになります。マインドフルネスは「継続すること」がとても重要です。
しかし、仕事が忙しかったり、まだ効果がよくわからなかったりする中で、継続することは簡単ではありません。そこで、企業として、社員がマインドフルネスを習慣化できるような工夫をします。たとえば、冒頭でも紹介したGoogle本社のように、社内にマインドフルネス用のスペースを用意したり、短時間でもマインドフルネスを実践する時間を設けたりといったことです。
マインドフルネスの導入はゴールではなく始まりです。導入後は習慣化・定着の工夫、継続的なフォローアップが欠かせません。
エディフィストラーニングでは、マインドフルネスの基本動作から学べる「実務直結!マインドフルネス入門研修」を開催しています。
この研修では、呼吸法や瞑想といったマインドフルネスの基本動作を習得したうえで、それにとどまらず、マインドフルネスを通じて自分の「思考のくせ」「行動のくせ」に気づきを得て、その気づきをビジネスの実務へ活かす方法を身に着けていきます。
座学だけでなく、集合研修(1日)+マインドフルワーク&ライフの実践(2週間)+集合研修(1日)という形式になっており、この研修だけで実践・振り返りまでをカバーします。
企業にマインドフルネスを導入したい・定着させたいとお考えの方、まずは自分でマインドフルネスを体験してみたいという方は、ぜひこちらの研修をご検討ください。
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