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DX人材に必要な「デザイン思考」とトレーニングとは

2020.02.05

DX(デジタルトランスフォーメーション)は現代におけるビジネスの必須のキーワードです。IoT、AI、ロボティクスと、最新テクノロジーが次々に生まれ、企業はそれらの技術に柔軟に対応することを求められています。この時代要請に応えるためには、どんな人材を育成するべきなのでしょうか。その鍵となる答えのひとつが、ユーザー視点で考える「デザイン思考」です。DX人材に必要な「デザイン思考」と、その習得のためのトレーニングについてご紹介します。

企業競争力を高める「デザイン思考」とは

企業に課題がある限り、課題を解決するための「良いアイデア」が求められます。しかし、良いアイデアを生み出すことは簡単ではありません。中でも、前例のない「イノベーション」を起こすアイデアに至っては、「天才的なひらめきがないと思いつかない」「自分には無理」と考える人が多いのではないでしょうか。しかし、本来、イノベーションとは考え方であり、ハードルの高いものではないのです。

企業がイノベーションを生み出すための方法論として、近年注目を浴びているのが「デザイン思考」です。デザイン思考は、Appleの最初のマウスをデザインした世界的なデザインコンサルティングファーム、米IDEO社が提唱した課題解決のフレームワークです。

では、イノベーションを生み出す「デザイン思考」とは、具体的にどのような考え方なのでしょうか。簡単に見てみましょう。

 

人間中心に考え、イノベーションを起こすためのフレームワーク

「デザイン思考」は、図のように、4つのマインドと3つのプロセスの組み合わせからなります。

デザイン思考のよくある失敗に、付箋紙を利用したブレインストーミング、粘土や段ボールを用いたプロトタイピングなど、デザイン思考のプロセスやメソッドを活用してアイデアを出してはみたものの、イノベーションが起こせなかった、という話があります。そうして「デザイン思考は難しい」「使えない」となりがちなのですが、そう結論づけるのは早計です。デザイン思考はプロセスだけを真似てもダメなのです。

デザイン思考で肝心なのは、人間中心思考(Human-Centered)。「人間中心に考えてユーザーの課題を見つけ、そこに隠された欲求は何なのかという仮説を設定すること」です。イノベーションとは、言い換えれば「新しい満足を生み出すこと」。新しい満足は、ユーザーの「隠れた欲求」をベースにすることで生まれるのです。

デザイン思考は、各プロセスの手法だけ真似をしても効果は少なく、マインドセットとプロセスを合わせて考えることが重要です。

イノベーションの鍵は、潜在的欲求を発見すること

イノベーションを起こし、新しい満足を生み出すには、顧客・ユーザー自身がまだ気づいていない欲求(潜在的欲求)を掘り起こし、新しい需要を創り出すことが必要です。そこでデザイン思考では、人間(ユーザー)をじっくり観察することで理解し、それをもとにアイデアを発想しようと試みます。人間の表面的な行動だけでなく、「相手になりきったときに初めて理解できる心の動き」=「インサイト」をとらえる、この「観察」プロセスが重要です。このプロセスこそが、顧客本人も意識していない「潜在的欲求」を掘り起こし、イノベーションを生み出す発想を可能にするのです。

では、デザイン思考がDX人材育成の鍵になるというのは、どういうことでしょうか。

DX人材に求められるデザイン思考

ユーザーに根ざしたDXで、優れた顧客体験を実現する

企業の成長、競争力強化のために、デジタル技術を活用してビジネスモデルを変革するDXの推進が叫ばれているのはご存じの通りでしょう。DXは一見テクノロジーの話に見え、技術中心に考えがちですが、テクノロジーはあくまでも“手段”です。

マーケットに視点を向ければ、マーケットの主導権はユーザーに移り、企業はユーザーに選ばれる立場にあります。モノがあふれ、機能や性能だけでは差別化できない時代、ユーザーのインサイトを掴んだイノベーションが重要視されます。こうした傾向は、今後もますます強まっていくでしょう。

こうした状況を踏まえると、企業には、ユーザーに根ざして、ユーザー自身が気づいていない欲求(インサイト)を掘り起こし、イノベーティブな発想でDXを推進することが求められます。すなわちDXには、CX/UX(Customer Experience / User Experience)を徹底的に考え、優れた顧客体験を実現するための「デザイン思考」が必要となってくるのです。

デザイン思考を実務で活用できる人材の育成・確保が課題

これまでお伝えしてきた通り、これからDXを推進する上でデザイン思考は「必修科目」となってくるはずです。しかし、人間中心思考をベースとした「イノベーティブなアイデア」を創出しDXに活かすことは、従来の組織体制やアプローチではなかなか難しいでしょう。特に日本においてはデザイン思考に関する認知度は低く、社内にデザイン思考を浸透させることは困難を伴います。

では、具体的にどうしたら、デザイン思考を用いてDXを進める人材を育成することができるのでしょうか。エディフィストラーニングが実施するデザイン思考研修から、そのトレーニング方法と習得までのプロセスをご紹介します。

「デザイン思考」を習得するためのプロセスと必要なトレーニング

次の図は、エディフィストラーニングの研修受講者が、デザイン思考を習得するまでのプロセスです。

デザイン思考によるイノベーション力向上研修(Basic)では、受講者の皆さんが、受講後に小さなイノベーションチャレンジを起こせるようになることを目指し、デザイン思考の全体像と各プロセスの目的、意味を解説します。「研修(Basic)」でデザイン思考のマインドセットを学び、職場・家庭で「ワークショップ」を通じて経験を積み重ね、「研修(Advance)」で活用の幅を広げるためのメソッドを学ぶことを推奨しています。

デザイン思考を学ぶ目的は、自分たちでデザイン思考を活用し、イノベーションを起こせるようになることです。これは手法を学べばできるというものではなく、経験を重ねることが重要となります。研修で「マインドセット」「手法」を学び、その後職場や家庭でイノベーションチャレンジを繰り返すことで、徐々にデザイン思考を自らのものとして使いこなせるようになっていきます。エディフィストラーニングでは、実践の場であるワークショップの開催支援も行っています。

また最近は、「デザイン思考を社内に啓蒙し、普及させる」ニーズが非常に高まってきています。1~2年前まではデジタル部門や新規事業開発部門からのニーズがほとんどでしたが、最近は人事部門から、まさに「新しい思考様式の自社内への導入」としての研修ニーズが増えているのです。この動きは今年くらいから強まってきており、恐らくこのまま加速していくのではないかと思います。

今後、DX人材の育成に力を入れていきたいとお考えの企業様は、ぜひエディフィストラーニングのデザイン思考研修を一度検討してみてください。

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