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新人研修のノウハウ

新入社員を 「1年以内に組織貢献するIT人材に育成」する研修方法

2020.01.21  最終更新:2020.12.11

IT企業にとって、新入社員の育成を考える上で最も重要なバロメーターの1つが「どの程度の期間でどのくらい組織に貢献しているか」ではないでしょうか。しかし、貢献度の高いIT人材を育成することは簡単ではありません。そこで本記事では、「組織貢献力」の高い人材を1年以内に育成する方法を、「3つの設計ポイント」と「4つの研修ステップ」を交えてご紹介します。

組織貢献度の高いIT人材とは

各人の持つ能力を組織としての目標達成のためにどの程度発揮することができているのか、その度合いを測るための”ものさし”が「組織貢献度」です。しかし、ここで向き合うべき「組織貢献力」とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか?

「組織貢献力」の定義は企業ごとに異なる

考えてみれば当然のことかもしれませんが、そもそも「組織貢献力」の正確な定義は、各企業で異なります。これは、「組織貢献力の高い人材」の定義が、企業の「経営戦略」と密接に結びついた「人材育成戦略」に基づくものであるためです。人材育成戦略では多くの場合、「求める人材像」を定義します。企業のビジョンやミッションを実現するために、一人ひとりにどのようなマインドセットとスキルが求められるのか、それらを定義し、明文化することが求められます。

なぜ「組織貢献力」の高いIT人材が育たないのか

では、組織貢献力が高いIT人材が育たない原因はどこにあるのでしょうか?考えられることとしては、次の3つがあります。

1つ目は、「目標とするIT人材像」の育成に向けた教育制度が整備されていないことです。企業における優れた教育制度の肝は、経営戦略・人材育成戦略に基づいて作られた「人材育成計画」にあります。そして、この計画を拠り所とした教育制度が整備されることで、従業員一人ひとりが「企業が求める人材像」に近づくための土壌ができあがります。

2つ目は、「教育を実践できるIT人材」がいないことです。そもそも「自ら学び、実践する」ということと、「自分以外の人に何かを教える」ということは似て非なる行為です。だからこそ、組織貢献度が高いベテラン社員がいたとしても、その社員が他に組織貢献度の高い人材を育成できるかというと、決してそうではないのです。

3つ目は、知識の定着に向けて「一貫したフォローアップ」が実施されていないことです。人間は誰しも時が経つと、研修での学びや感じたことを忘れてしまう特性があります。そこで、フォローアップ研修が重要な意味を持つのですが、OJTを中心としている企業では、1回きりの研修やトレーニングに終始してしまい、学びを実践で活用できるまでに落とし込まれていかないのです。

では、このようなIT人材育成上の課題を踏まえて、解決に向けたアプローチを見ていきましょう。

組織貢献度の高いIT人材を育成する上で必要な3つの設計

ポイント① 人材戦略に基づいた人材育成戦略と人材育成計画の設計

組織貢献度の高いIT人材の育成は、単発の研修プログラムでは実現し得ません。組織全体の人材戦略から育成に至るまで、一貫性のある研修設計が必要になります。また、研修を通じて実践力・業務遂行力を身につけた上で、段階的に組織貢献力を高めていくことが重要です。

ポイント② 育成のゴールイメージを明確にした教育・研修体系の設計

高い研修効果を発揮するためには、育成後のゴールイメージを明確化し、人事担当者や現場の上司などステークホルダーの共通認識を図ることが大切です。その前提を踏まえた教育・研修体系の設計が、組織貢献度の高いIT人材育成の鍵になります。

ポイント③ 定着に向けた一貫性のある教育・研修の内容と評価の設計

組織貢献度を継続的に高めるためには、実施した研修の内容を的確に評価し、都度設計し直すことが必要不可欠です。そのためにも、研修内容には一定のカスタマイズを加えられることが望ましいでしょう。

新入社員を1年以内に組織貢献度の高いIT人材に育成するための 4つの研修ステップとスケジュールの例

エディフィストラーニングでは、1年以内に組織貢献度の高いIT人材に育成するために、「内定者研修」に始まり「新入社員研修」「配属前研修」「フォローアップ研修」という4つの研修ステップをご用意しています。一貫性のあるステップで、組織に貢献できる人材育成をデザインします。

①知識の習得【入社前:内定者研修】

②実践力の習得【4月:新入社員研修】

③業務遂行力の習得【5月〜6月:配属前研修】

④現場で実践【7月〜10月:OJT】

⑤組織貢献力の習得【11月〜12月:フォローアップ研修】

新入社員の研修ステップ

エディフィストラーニングの研修プログラムでは、人材育成計画をお客様との共同プロジェクトで推進し、知識を確実に定着化させるための研修プログラムを提供しています。また、講師や運営サポートスタッフなど様々な専門スタッフが、お客様の人材育成を、企画・設計・実施・評価・振り返りまで一貫したプロジェクトとしてトータルにサポートしておりますので、新人研修に関して課題をお持ちのIT企業様はぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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