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新人研修のノウハウ

オンライン研修実施の2つの落とし穴! 2021年新人研修で失敗しないためには?

2020.10.14  最終更新:2021.02.19

エディフィストラーニングでは、2020年度に受注した新人研修をすべてオンラインで提供しました。オンライン研修は今後、新たなスタンダードになる可能性を秘めていますが、そこには多くの落とし穴が潜んでいることも事実です。思わぬ失敗によって研修の成果が下がることのないように、本記事ではトラブルの防止策や失敗の回避策をご紹介していきます。

オンライン研修の進め方の見直しを!

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、以前は集合型で行われていた研修の多くがオンラインに移行しています。株式会社ビジネスコンサルタントが行った調査では、49.8%がオンライン研修を「(既に)実施している」と回答。新入社員研修や管理職研修など、幅広い研修がオンラインで実施されています。

加えて、ウィルソン・ラーニング ワールドワイド社のアンケートでは、オンライン研修実施企業の実に98%もが、オンライン研修を今後も継続する予定であるとしています。一方で、「現状のまま」継続すると答えた企業はわずか6%にすぎず、残りの92%は、オンライン研修になんらかの改善を加える必要があると考えています。

集合研修の実施が難しい状況で、十分な検討・準備を行わないまま急遽オンライン研修を開始した企業が多かったことも影響しているのでしょうが、オンライン研修で陥りがちな「落とし穴」にはまってしまった例が多くあったようです。

オンライン研修が「うまくいかない」原因には、次のようなものがあります。

<オンライン研修の主な失敗要因>
・研修の目的・目標が明確でない
・講師が集合研修と変わらぬ姿勢で、一方的に話をしてしまう
・オンライン研修に必要なシステムが準備できていない
(連絡ツール、ファイル共有、情報共有サイトなど)
・ネットワーク接続トラブルに対応する仕組みができていない
・受講生の受講状況や理解度を確認できない
・コミュニケーションや質問がうまくできない

この中でも特に注意すべきは、次に紹介する「2つの落とし穴」です。

【落とし穴①】講師が一方的に話をし、受講生が置いてきぼりとなる

1つ目の落とし穴は、講師が集合研修と変わらぬ姿勢でオンライン研修を実施してしまったケースです。オンライン研修を行う場合、講師は画面越しで受講生に話さなければなりません。そのため、工夫をしないと受講生の反応を掴みづらく、一方的に話すだけになりがちです。

双方向のやり取りが不足しがちだからこそ、受講生の発言機会を設けたり、些細な反応に気を配ったりすることが必要でしょう。また、適時質問を挟むといった配慮も大切です。

加えて、講師は人事担当者が設定した目標を事前に把握し、目標に沿って、受講生が能動的に受講するための動機づけを図ることも求められます。オンライン研修の特徴を捉えたうえで、講義とディスカッションのバランス、リモートでの演習の進め方などの研修設計を考える必要もあるでしょう。

【落とし穴②】ネットワーク接続トラブルに対応する仕組みができていない

2つ目の落とし穴は、回線や周辺機器のトラブルに関するものです。

ネットワークの接続不良などのトラブルが起こった際には、映像や音声が途切れるといったケースが多く見受けられます。不安定な回線状態が解消されない場合には、オンラインでのやり取り自体が停止してしまい、最悪の場合、後日に研修の振り替えをしなければいけないこともあります。

こうした事態に備えるためには、たとえ1つのシステムで接続が切れたとしても、オンライン研修を継続できるような準備を整えておくことが大切です。たとえば、主催者側で代替的なネットワークやシステムを用意しておく、といった具合です。

Web会議システムがつながらない場合には別ツールのチャットでやり取りを行う、電話などインターネット接続を必要としない連絡先を用意するなど、トラブル発生を早期に伝達できる手段を確保しておくことが重要です。

オンライン研修は「進行方法の確立」と「事前準備」が鍵を握る

ここまでご紹介したように、オンライン上で研修を進めるうえでは、集合研修とは異なる視点からの準備と配慮が必要になります。

受講生の発言機会を設けたり、受講生の理解度を計るために質問を行ったりするなど、研修における進行方法を確立することは、受講者が研修に集中するうえでの大切なポイントになります。一方で、ネットワーク接続や機器のトラブルに関しては、事前に受講生に対して受講継続のためのリカバリー策や代替方法を周知しておくといった対応策が考えられます。いずれの場合にも、オンライン研修の実施にはきめ細やかなサポートが求められることは間違いありません。

2021年度新人研修を成功させるためには

エディフィストラーニングはコロナ禍において、数多くの新人研修をオンラインで実施してきました。その経験を踏まえ、入念な準備と対応ノウハウを蓄積しています。また、受講生がオンライン研修でも目標に向かって自発的に考え動くことのできる状態を目指し、柔軟性のある研修カリキュラムを整備。受講生一人ひとりの理解度を踏まえた研修を実施しています。

育成すべき人材像を明確にし、計画から準備・実施・評価・改善にいたるまで、すべてのフェーズにおいて、お客様のニーズにお応えするべく、講師や運営サポートスタッフなどさまざまな専門スタッフが、お客様の人材育成をしっかりサポートします。

2021年度の新人研修に向けて、思わぬ失敗を回避し、より高い研修成果を上げるためにも、是非エディフィストラーニングの新入社員向け教育サービスをご検討ください。

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