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【コロナ禍でAzure需要拡大】クラウド時代に社員に身につけさせたいエンジニアスキルとは

2020.08.25  最終更新:2021.02.22

新型コロナウイルスのパンデミックに伴い、人々の働き方はオフィス中心から在宅ワークへと変わりつつあります。このような急速な変化の中で、クラウドの需要が増加しています。こうした背景を踏まえ、本記事では、今後の需要に応えるITエンジニアの知識とスキルを3つご説明します。その上で、クラウド案件に対応できるスキル習得におすすめのトレーニングについてご紹介します。

コロナ禍で急拡大するクラウド需要

令和元年版の情報通信白書によると、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は2014年以降年々増加し、2018年には約6割に達しています。さらに新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、クラウド需要が急増しています。

2019年度のクラウドサービスの国内市場規模は2兆3572億円で、前年度比21%増と大きく拡大しています。クラウド利用を前提としたシステム開発を行う企業も着実に増加し、大企業においては、実に87%がクラウド環境を利用した開発を進めていることがわかっています。

最近のクラウドエンジニア向けの案件では、AzureやAWSなど代表的なパブリッククラウドサービスを扱う業務が急増しています。基幹系や会計・人事向けシステムの構築に始まり、受発注管理、コンテンツ配信、メール管理、情報管理基盤の構築など、その用途は多岐にわたります。
クラウドに精通したITエンジニアの需要は、今後も拡大していくと予想されます。

最新クラウド技術に精通するITエンジニアの育成が急務

このように、需要が高まるクラウドへの対応には、Azureを始めとするパブリッククラウドの知識を持ったエンジニアが必要です。経済産業省が公開した「IT人材需給に関する調査(発行:2019年3月)」では、IT需要の伸びが1%で、スキルの転換率(Reスキル率)が1%の場合、2030年には従来型のIT人材の需要は-22万人、先端IT人材の需要は+38.4万人と試算しています。つまり、先端IT人材の育成なくして、人材需給のギャップを埋めることはできません。

そのうえで、IT技術を取得するために一定の時間と投資が必要であることを踏まえると、今後求められるスキルを有したITエンジニアを育成するための早急な教育が必要です。

クラウドエンジニアに求められる3つの知識とスキル

続いて、クラウドエンジニアに求められるスキルを見ていきましょう。特に重要と考えられる3つの知識とスキルをご紹介します。

クラウドアーキテクチャを提案できる幅広い知識とスキル

まず1つ目は、クラウド構築に必要な戦略を立案し、実行するための知識とスキルです。クラウド環境を構築するためには、企業のクラウドコンピューティングのアーキテクチャ(プラットフォーム、サーバー、ストレージ、デリバリー、ネットワークなど)の全体を統括・監督できるスキルが求められます。

また、クラウドサービスのネットワークやID管理に加え、セキュリティ・ビジネス継続性・災害対策・データ管理・予算管理・ITガバナンスなど、幅広い分野への理解も必要です。

最新の知識が求められる構築・運用スキル

2つ目は、可用性やコスト効率がよい分散システムや、耐障害性が優れたシステムを構築するスキルです。コンテナ技術やシステムのセキュリティ、サーバーレスコンピューティングに関する最新トレンドなど、クラウド関連技術は進化し続けています。構築の役に立つ最新の機能を常にキャッチアップし、トレンドを把握して、効率的な運用を維持する必要があります。

データベースの保守・運用スキル

3つ目は、データを安全に運用するためのスキルです。各クラウドサービスでは、データの一貫性が保て、データ検索のスピードを高速化できるRDBMS、ビッグデータ分析やIoTなどの大量データを得意とする、高速処理を行える分散データベースであるNoSQLなど、さまざまなデータベースサービスを提供しています。各データベースの特徴を理解し、利用目的に応じたデータベースを選択し、より高速で拡張性に優れたクラウド環境を運用するスキルが必要です。

急成長を続ける「Microsoft Azure」に注目

近年では、複数のパブリッククラウドを使い分けるマルチクラウド化も進んでいます。クラウド市場のシェアを見てみるとAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)の大手3社が多くの割合を占めていますが、中でもMicrosoft Azureは2020年第1四半期の前年比売上が59%増* と、最も急拡大しているクラウドサービスといえます。
*Synergy Researchによる

Microsoft Azureでは、安全なデータ運用の実現に向けたさまざまな配慮がなされています。国際コンプライアンス標準・業界標準・各国固有のコンプライアンス標準を満たし、さらにこれらの標準によって求められる情報セキュリティとコンプライアンスの管理策の遵守状況についてサードパーティー(審査機関)から定期的な審査を受けています。

また、Microsoft AzureはMicrosoftのクラウドということもあり、Office 365などのSaaSとの親和性も抜群で、AI、IoTを扱うソリューションも備えています。さらに、多様なデータプラットフォームテクノロジーを駆使することで、ビジネス要件と技術要件に合わせたソリューションを設計することが可能です。

クラウド環境に対応するスキル習得には「Microsoft Azure認定トレーニング」

クラウドを活用したインフラ構築が常識になりつつある今、多くのクラウドエンジニアが必要とされています。しかし、クラウド技術に長けたエンジニアはまだまだ不足しており、人材ニーズが満たされていません。今、自社のクラウド活用やクラウド案件に対応できる人材の確保が求められています。

先端IT人材として必要な知識やスキルの習得には、Azureを入口として学び始めることをお勧めします。エディフィストラーニングでも、Microsoft Azureの研修を受講するITエンジニアの方が急増しています。

エディフィストラーニングでは、Azure新資格体系に対応したマイクロソフト認定トレーニングと認定資格試験対策コースをご用意しています。マイクロソフト社もAzureに対応できるITエンジニアの育成に力を入れており、2019年にはマイクロソフト認定資格・認定トレーニングを一新。当社はこの新資格体系にいち早く対応しており、Azure対応トレーニングコースは国内最多ですFundamentals、Associate、Expertと各資格のレベルに応じた充実したコースラインナップと講師数No.1を誇っています(マイクロソフト認定ラーニングパートナーにおいて、2020年7月現在)。また、すべてオンラインライブ研修で受講いただけるため、ご自宅からの受講も可能です。

クラウド技術を活用するスキルが必要とされる今こそ、専門的な知識やスキルを身につける機会を設けてみてはいかがでしょうか。

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