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【研修受けてみた体験記】AZ-104 試験対策セミナー

2022.04.01  最終更新:2022.04.07

Microsoft Azure 初心者のエディフィストラーニング スタッフが、AZ-104 試験対策セミナーを受講して、AZ-104 Microsoft Azure Administrator 試験を受験してきました。そこで今回は、AZ-104 試験対策セミナーの詳しい内容を、スタッフ(私)の率直な感想とともにお届けします。

私は3日間の認定コースは受講せずに、独学(Microsoft Learn)+ 試験対策セミナー(1日) で AZ-104 に合格しました。認定コースや試験対策セミナーの受講を迷っている方、Azure 認定資格にご興味のある方は、参考にしてみてください!

AZ-104 試験対策セミナーとは

AZ-104は、ITエンジニアの方が Azure の資格を取ろう!となったときに、最初の目標となる資格です。AZ-104 資格および試験については、こちらの記事をご覧ください。

AZ-104 試験とは。難易度、勉強方法は?【Microsoft Azure Administrator】

AZ-104 試験対策セミナーは AZ-104 試験の試験対策に特化した、1日セミナー(オンライン研修)です。基本的な理解はできていることを前提に、まる一日ひたすら、AZ-104 試験でよく出る問題のポイント解説を行います。

AZ-104 の試験範囲にあたる内容を体系立てて学習するコースとしては、試験対策セミナーとは別に、Microsoft認定コース「AZ-104 Microsoft Azure Administrator (短縮3日)」があります。試験対策セミナーは講義形式の完全座学ですが、認定コースでは講義に加えて、実際にやってみるハンズオン演習もあります。

【独学でがんばった】セミナー前の学習はどうした?

学習前の私は、Azure の基礎資格はいくつか取得済みでしたが(AZ-900 Azure Fundamentals、PL-900 Microsoft Power Platform Fundamentals、AI-900 Microsoft Azure AI Fundamentals、DP-900 Azure Data Fundamentals)、実務でAzureやその他のクラウドプラットフォームを触ったことはまったくなく、エンジニアとしては超初心者レベル。

そんな私が AZ-104 の受験を考えたのは、2021年11月に開催された Microsoft のイベント「Microsoft Ignite Cloud Skills Challenge」がきっかけ。「関連する Microsoft Learn の受講を完了すると、無料受験バウチャーをあげるよ」というお得さに釣られたのです。

Microsoft Learn で独学したが…

ちなみに Microsoft Learn というのは、Microsoft が用意している公式のラーニングコンテンツ。Azure をはじめ様々なスキルをウェブ上で学習できる、独学者の強い味方です。一部の演習コンテンツを除き、スマホからも閲覧できるので通勤通学の合間にも進められます(ただ、なぜかスマホがとても熱くなります)。
Microsoft Learn

私は3週間くらいかけて Microsoft Learn の AZ-104 関連のトピックを地道に進め、無事に無料受験特典をゲットしました。と、ここまでは順調(?)だったのですが……

そこで私は、「頭の中はぐちゃぐちゃ。Microsoft Learn だけでは、とてもじゃないが、受かる気がしない」という、厳しい現実に直面したのでした。

そしてあっという間に、無料受験の期限である3月が迫ってきました。これはまずい。せっかくの無料特典を無駄にはしたくない。というわけで、完全独学は諦めて「試験対策セミナー」の受講を決めたのです。

セミナーでは実際、何をする?

事前に届いた試験対策テキストは、600ページ以上、試験範囲を網羅した約300問の大ボリューム。セミナー当日はその中からピックアップされた、「最近よく出る」「特に重要」な問題約100問が解説されました。

体系的な解説は行わないセミナーですが、セミナー中に取り上げた問題については、回答に必要な知識ポイント・考え方までしっかり解説してくれるので、多少知識が足らなくとも「ちんぷんかんぷん」「ついていけない」という事態には陥りにくいと思います。私もそこが不安でしたが、なんとかなりました。

この1日だけで試験対策が完成するわけではありませんが、1日で合格が近づいた実感は十分にありました。

セミナーを受講した感想

さすが「試験対策」と名のつくセミナーだけあって、点数に直結する超実践的な内容だったと思います。独学でごちゃごちゃしていた頭の中が、セミナーを1時間、2時間と受けていくごとにスッキリと整理され、得点が上がっていく感じが気持ちよかったです。あまりに「わかった気持ち」「合格できそうな気持ち」になるので、セミナー後の対策を怠らないよう、要注意ではあります…。

講師は「早口でどんどん進めます」と言っていましたが、聞き取りやすい声、簡潔でわかりやすい解説で、「早すぎる」と感じることはありませんでした。ただ、密度が濃く、1分・ひと言たりとも聞き逃せないため、1日研修を受けるとどっと疲れました(休憩はお昼のほか、約1時間ごとに10分程度あり、リフレッシュはできます)。

こんなところもよかった!

・セミナー中に疑問・質問があれば、チャットで講師に直接質問できます。ハテナを残さず、その日のうちに解消することができます。

Azure の画面を見ながらの解説もあり、単に問題と解答を覚えるのではない、理解と実践に役立つ内容になっています。

・(これはスタッフだからこそわかることなのですが)数か月前の試験対策テキストと、最新のテキストを比べると、中身がかなり変わっているのです! これは、講師陣が絶えず情報収集し、セミナーの内容をどんどんブラッシュアップしているからです。最新の「いま、ここが出る!」ポイントが、このセミナーを受ければわかる。独学ではできない、最強の試験対策です。

セミナー受講後~受験・合格まで

受講後、受験までの間はひたすら、試験対策セミナーのテキストに載っている300問を学習・復習しました。よくわからないところをネットで検索したりはしましたが、基本的にはセミナーテキスト以外のものは一切やっていません

そして、セミナー受講から約10日後に受験。試験対策セミナーのおかげで、まったく見覚えがない問題は少なく、落ち着いて試験に取り組めました。最初からいきなり長文を読み解くシナリオ問題だったので、そこだけは少し、いや、かなり焦りましたが…。

結果、1000点満点中、884点という高得点で合格できました(合格ラインは700点)。

<まとめ> 認定コースは受けるべき?

AZ-104 試験対策セミナーを実際に受講してみて、完全独学で受験するよりもずっと効率的だし、ポイントを押さえた解説によって「頭がすっきり整理される」ことは、試験のためだけでなく、実務のためにもなると感じました。

そして…今回私は受講しませんでしたが、可能であれば、試験対策セミナーの前に3日間の認定コースを受講することを強くおすすめします。

「実務で Azure を触っていて、知識がある」というような場合を除き、Microsoft Learn で苦心するより、初めから認定コースで学習するほうが、絶対に近道です。同じ内容も、ポイントを押さえたわかりやすい解説で聞いたほうが、理解が圧倒的にスムーズですし、ハンズオン演習もあって身につく度合いも段違いです。さらに、オンラインライブなので、わからないところはすぐに講師に質問できます。

クラウドエンジニアを目指す方、短期間でクラウドエンジニアを育成したい企業様は、AZ-104 認定コース(3日間)+ AZ-104 試験対策セミナー(1日) のセット受講で、まずは AZ-104 Microsoft Azure Administrator を取得することから始めてみてはいかがでしょうか。

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最新のクラウド技術こそ、信頼の研修で学ぼう

エディフィストラーニングの講師陣は、Windows Server 時代は「赤本」の愛称で知られる試験対策書籍を長年執筆してきた実績があります。しかし、どんどん変化するクラウド製品であるAzureでは、書籍執筆の間に状況が変化していくため、書籍化が難しいというのが現状です。

クラウド全盛の今だからこそ、長年のノウハウを持つ講師による、最新の技術情報に基づいたトレーニングには、高い価値があります。

オンラインライブで生講義を行い、不明点は直接質問できる、最新のテキストも入手できる、エディフィストラーニングの研修トレーニングを、ぜひお役立てください。

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