マイクロソフトが開催するテクニカルカンファレンスイベント「Microsoft Ignite 2019」が、2019/11/4–11/8、フロリダ州オーランドにあるOrange County Convention Centerで開催されました。エディフィストラーニングのマイクロソフト担当講師、竹島友理が現地へ行ってきました。
「Microsoft Ignite 2019」初日に行われた、MicrosoftのCEO サティア・ナデラ(Satya Nadella)氏の 基調講演(Vision Keynote)では、多くの新機能、新サービスが発表されました。
そこで登場したキーワードがこちらです。現在のMicrosoftの方向性も見えてきます。
・Tech intensity
・Announcements
– Azure Arc
– Azure Synapse
– Azure Quantum
– Power Automate & Power Virtual Agents
– Project Cortex
この中で、特に大きなキーワードが、Azure ARC でした。
「Azure Arc は、Azure のサービスとマネジメント機能を、オンプレミスも含め、あらゆるインフラストラクチャにもたらすことができる、マルチ クラウド化の一連のテクノロジーのこと。Azure Arc により、Kubernetes クラスターのアプリやデータベースも、マルチ クラウド環境で使用できるようになる」
Azure ARCによって、データが自社データセンター上にあっても、Amazon や Google など異なるクラウドプラットフォームを使っていても、ポートフォリオ全体においてAzureのサービスや機能を活用できるようになるのです。
参考:新しいハイブリッド機能によってどこからでも実行できるようになった Azure サービス:Azure Arc の発表
IGNITE 2019を、数字から振り返ってみます。
● 全参加者 : 約27,000人
● 日本からの参加者 : 275名
– 日本から参加した人 : 140名
– 海外在住の日本人 : 135名
● 期間中のセッション数 : 1,266 個
– Microsoft 365 : 467 個
– Microsoft Azure : 327 個
– Dynamics + Power Platform : 27 個 etc.
● 期間中に新しく発表された機能の個数
– Azure Infra : 50 個
– Microsoft 365 : 39 個
– Azure Apps : 30 個
– Security + Compliance + Identity : 19 個
– Azure Data and AI : 12 個
– Developer Tools : 8 個
– Management : 6 個
– Power Platform : 4 個
– Microsoft Edge and Bing : 3 個
たとえば、次のような What’s New のセッションがありました。
– BRK2143 – What’s new in Azure Networking
– BRK2052 – What’s new and what’s next- SharePoint and OneDrive administration
– THR2148 – What’s new in Azure Data Studio notebooks
– BRK3220 – What’s new in Microsoft Endpoint Manager, including Microsoft Intune and Configuration Manager
– BRK3203 – What’s new in Microsoft 365 Business- Advanced security for small and medium businesses
なんと12 セッションを同時に視聴できるエリアです。
● 1番歩いた日の歩数 : 約 30,000 歩
ある日のランチ… セッション間の休憩が 30 分で、会場が広すぎて部屋の移動に 30分かかるので、コーヒーとサンドイッチを買い、歩きながら移動しながらのランチ タイムとなりました。
アメリカでも、認定資格取得がブームになっていました。
これまでのIGNITEでも認定試験のExamPrep セッションはありましたが、小さな部屋でひっそりと実施されていました。しかし今年は大きな BallRoom で開かれ、AZ-300 においては300人以上の人が参加。皆さん真剣に耳を傾けていました。
さらに今年は、最新技術を触って試せる「ハンズオンラボ」に、初めて認定試験のサンプル問題が用意され、ハンズオンラボに参加するほとんどの人がサンプル問題にTRYしていました。ただ、AZ-103 を見てみたところ、実際の試験問題とは全く別物でした。むしろ、実際より難しいような…。
IGNITE の展示エリアに、”マイクロソフトに貢献している人たち” として、全世界の MVP のネームリストが展示されていました。自分の名前も見つけました!
以前は、日本の MVP は240名ほどいたそうですが、今年から審査が厳しくなり、現在の日本の MVP は 190名だそうです。また来年も MVP 受賞できるように、がんばります。
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