強いSE・ITプロフェッショナル人材を育てる エディフィストラーニング株式会社
エディフィストの実務に活かせるIT研修クラウドの活用や身近な業務の効率化スキルなど、ITエンジニアに求められるスキルセットは多様化し続けています。こうした背景を踏まえ、本記事ではエディフィストラーニングの「2019年度IT研修人気ランキング」から、最新の研修ニーズ動向をみていきます。
次々と新しいテクノロジーが台頭してくる中、IT企業やSIerには欠かせない「ITスキル研修」。エディフィストラーニングの2019年度IT研修人気ランキング(集計期間:2019年4月~2020年3月)は、次のような結果になっています。
15万社以上に導入されており世界シェアNo.1の統合CRM(顧客関係管理)ソリューション「Salesforce」の管理手法を学べるコースが、2年連続の1位にランクインしました。 デジタルトランスフォーメーション(DX)が企業の競争力を左右する昨今、Salesforceが多くの企業に支持され続けていることがわかります。
「Salesforce管理Ⅰ」は、新しくSalesforce管理者になる方にとって必須の基本機能を習得するコースです。本コースはユーザーインターフェースの違いで「Lightning UI版」と「Classic版」がありますが、最近は「Lightning UI版」が人気となっています。
また、Salesforceは新型コロナへの対応をいち早く進めており、2020年3月から全トレーニングをオンラインライブ研修に切り替え、2020年12月まで継続する予定です。
【2021年3月18日追記】オンラインでの開催期間が「当面」となりました。
クラウド活用が当たり前となった今、仮想化技術やネットワークの知識はもはやITエンジニアにとって必須のものとなりました。
さらに近年では、障害回復や災害復旧の観点からマルチクラウド化を進める企業が増加し、AWS(Amazon Web Services)に次ぐシェアを持ち人気となっているMicrosoft Azureの研修を受講するITエンジニアの方が急増しています。
マイクロソフト社もAzureに対応できるITエンジニアの育成に力を入れており、2019年にはマイクロソフト認定資格・認定トレーニングを一新。エディフィストラーニングはこの新資格体系にいち早く対応しており、充実したコースラインナップと講師数No.1を誇っています(マイクロソフト認定ラーニングパートナーにおいて、2021年3月現在)。
こちらも現在はオンラインライブ研修での開講で、テレワーク期間に自宅から受講することも可能です。期間を3日間に短縮してより受講していただきやすい環境をご用意しています。
>【Microsoft Azure】新資格対応コース詳細はこちら
マイクロソフトのオンプレミス、クラウド、ハイブリッドクラウド環境に共通の重要な管理基盤である「Windows PowerShell」。IT エンジニアにとって必須のスキルとなっていますが、マイクロソフトオフィシャルコース(MOC)には、日本語のWindows PowerShellの研修コースはありません。
そこでエディフィストラーニングが独自に開発したのが、本コースです。オリジナルの日本語テキストと豊富な演習を通して、Windows PowerShell の基本と、すぐに現場で活用できる実践的な知識を身に付けることができます。
マーケティングオートメーション(MA)の代表格であるSalesforce Pardotの基礎コースが人気ランキングにランクイン。本コースでは、Pardotの基本的な用語と機能、設定方法を、ハンズオン演習を交えて学習します。Salesforce との連携に加え、リストマネジメントやリード獲得の手順など、一般的なMAの活用に必要な知識も学べます。
顧客やパートナーとの信頼関係を築くのに欠かすことのできないコミュニティ。本コースでは、Salesforceコミュニティの作成、管理、メンテナンスに必要な知識・スキルを習得します。ハンズオン演習を通じて、オンライン上のコミュニティで従業員、顧客、パートナーのコラボレーションを促進するステップを学ぶことができます。
続いて、ITエンジニアのシステム開発に欠かせないプロジェクトマネジメントや、論理思考、リーダーシップなどの「ビジネス・マネジメント研修」人気ベスト5です。
幅広い職種・部門で需要があるExcelマクロ&VBA研修が、堂々の第1位。実はこちら、2019年に急に人気が出ました。RPAが活況になる中、ExcelでもマクロやVBAを活用して業務を効率化したいというニーズの現れだと考えられます。
変数と制御構造の基礎知識があれば、簡単な業務処理の自動化も可能になることから、Excelマクロ・VBAの基礎を理解し、簡単なプログラム作成を目指す方には最適なコースです。
また、業務効率化のニーズが高まった影響で、これまで人が行ってきたPC雑務をソフトウェアロボットに代行させるRPAツールの人気も高まりを見せています。RPAツールであるWinActor、UiPathのコースも昨年に比べ受講されるITエンジニアの方が増えており、2020年からは認定トレーニングパートナーとしてAutomation Anywhereのコースもご用意しています。
Googleを始めとする先進IT企業が導入して注目を集めたマインドフルネスを、日本人にマッチした形式で提供する人気研修。本コースでは、ビジネスの生産性を飛躍的に高めるために、生産性向上を邪魔する「思考のくせ」「行動のくせ」を直し、自身の生産性を自己管理できる状態を目指します。一社向け研修でもご要望の多いコースです。
3位から5位には、「PM『実践力』強化プログラム」のコースが入りました。すべてエディフィストラーニングのオリジナルコースで、PMP(Project Management Professional)資格の維持に必要なPDUが付与されることから、人気があります。
いずれも、システム開発や運用プロジェクトの成功に必要不可欠なスキルを、PMBOK理論をベースに、実践的に学べるコースです。「PM『実践力』強化プログラム」には、プロジェクトマネージャー(PM)、チームリーダー、開発フェーズ、運用フェーズなど、レベル・立場に応じたさまざまなコースをご用意しています。
ITスキル研修の人気ランキング上位には、「Salesforce」や「Microsoft Azure」関連の研修コースが並びました。
DXやデータ活用の加速を背景に、今後もこういったクラウド基盤やクラウドソリューションの活用の人気が続きそうです。
2020年・先の見えないアフターコロナ時代に求められるITスキルとは
新型コロナウイルスの感染拡大は、多くの企業の事業継続に影を落としています。こうした中で真価を問われているのが、企業における各種テクノロジーの活用です。
例えば、社内業務の急なクラウドシフト、在宅勤務、これまで予期しなかったインシデント対応など、断片的な技術知識だけでは太刀打ちできない課題や大きな変化が訪れた際、ITエンジニアにはビジネスを前に進めるためにより柔軟な知識や応用力が求められてきます。
また、ニューノーマル(新常態)に対応し、アフターコロナの時代に成長を続けるためには、コミュニケーションの手法、リーダーシップやマネジメントのあり方までもが変わっていくでしょう。
不確実性が高い状況だからこそ、テクノロジーを活用するための基礎知識と実践知を横断的に捉えた学習機会が必要とされています。ITエンジニアの確かな育成を進めるためにも、エディフィストラーニングの幅広い研修カリキュラムをご活用ください。
伸びる企業は、「研修」が違う。