強いSE・ITプロフェッショナル人材を育てる エディフィストラーニング株式会社
エディフィストの実務に活かせるIT研修みなさんは、ローコード やノーコード という開発手法を聞いたことはありますか?
今、この手法を活用した開発はとても注目が集まっています。
ローコード / ノーコードの開発とは、簡単に言うと、「少ないコードで」 または 「コードを書かずに」、アプリケーションやシステムを開発できるというものです。
従来のプログラミングのように、コードをたくさん書いてアプリを開発するのではなく、ボタンやテキストボックスのような部品をドラッグ&ドロップして視覚的にアプリを作成します。
そして、最低限のコードで動作を設定します。これだけを聞くと、とても便利に思えますね。
この連載では、ローコード開発プラットフォームのひとつである、Microsoft Power Platform について紹介し、どのようにローコードでアプリケーションやシステムを開発するのかを解説します。
目 次
では、なぜ今、ローコード開発に注目が集まっているのか、その背景を2つの観点で見てみましょう。
これまでも、さまざまな企業が業務のデジタル化を進めてきましたが、2020 年から続く新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) により、企業のデジタルトランスフォーメーションはこれまでにないほど加速しています。
テレワークも一気に普及が進みました。
マイクロソフトの CEO であるサティア ナデラ氏は、2020年の決算発表で、「この 2 ヶ月で 2 年分に匹敵するほどのデジタルトランスフォーメーションが起こった」と述べています。今後さらに、 デジタルトランスフォーメーションが加速し続けることは想像に難しくありません。
デジタルトランスフォーメーションが加速するということは、その分 IT 人材が必要です。
経済産業省が公開した 「2025年の崖」 というレポートでは、 2025 年には IT 人材不足が 43 万人まで拡大するといわれています。
では、これからの未来に向けて、どのように IT 人材を確保すればいいのでしょうか。
その課題を解決できる手段のひとつとして、IT専門人材がいなくても使えるローコード開発ツールがあります。
ローコード開発だけで課題を完全に解決できるわけではありませんが、企業がデジタルトランスフォーメーションを進める上で、ローコード開発ツールは大きな手助けになると言われています。
ローコード開発ツールの登場により、市民開発者という概念が生まれました。
”市民開発” とは、 ITの専門知識がないビジネス部門 (営業や管理部門) の社員によるアプリケーション開発のことです。
ビジネス部門の社員がアプリケーション開発に携わるということは、どのようなメリットがあるのでしょうか?もうおわかりですよね。
まずは、大きな課題である IT 人材不足の解消です。そしてもうひとつは、現場目線での業務アプリケーション開発です。
業務アプリケーションは、 IT部門の社員がメインで使用するわけではなく、ビジネス部門がメインで使用することが多いです。より現場のニーズに寄り添ったアプリケーション開発を行うためには、当時者が加わったチームでアプリケーションを開発する方がより効果的だといえるでしょう。
ただ、市民開発者はプログラマーではないので、 Java や C# のようなプログラムコードは書けない場合が多いです。そのため、ローコードやノーコードでアプリを素早く開発できるツールに注目が集まっています。
ローコード開発のメリット
・プログラミングの専門知識が不要
・最小限のコード記述
・開発スピードの加速
・現場ニーズに沿ったアプリケーション開発の実現
ローコード開発プラットフォームである Microsoft Power Platform は、4 つのサービスで構成されています。
これらのサービスでどのようなことができるのか、次の記事から詳しく紹介します。
エディフィストラーニングの Microsoft Power Platform のトレーニングコースでは、これから Microsoft Power Platform の技術を獲得したいという方への入門コースを提供しています。
ぜひ、エディフィストラーニングの Microsoft Power Platform コースをご受講ください!
以下の記事も是非ご覧ください。
・第1回 ローコード開発で注目!Microsoft Power Platform とは(本記事)
・第2回 Power Apps とは。業務アプリが簡単に作れる
・第3回 Power Automate で業務を自動化しよう!
【PL-900 Power Platform 入門】の次回記事をご期待ください。
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)としてマイクロソフト認定コース(Microsoft University)を実施している。
担当製品は、Microsoft Azure。
- 講師からのひと言 -
受講に来てくださった皆様のハテナを一緒に解決できるよう心がけています。
ご質問やそれ以外の事でも是非お気軽にお声がけいただけると嬉しいです。
教室でお会いできることを楽しみにしております!
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